にんにくガーリック

元気に小説を書きます。金曜日のお昼ごろ更新の予定。このブログの内容は、特別な記載がない限りフィクションです。

しそうか

今よりも必要なことを見つけた。

子供や若者をもっと大切に扱うことだ。
街を歩けば子をどやす親を見るし、
会社の中でも頭の目立つ男が大きな声を響かせる。
自分だけで自信を持てない、しょうもない大人が自らを慰めるために子供や若手を使って、
そうして使われた者がまた、しょうもない大人二世になる。
その連鎖から抜けるには、気づかなければ。
自分がしょうもない大人か。
自分が使われている子供か。
気づいた大人は、すでにある経験を使っていい大人になるのも早く、
気づいた子供は、相手の言うことを間に受けないように身を守る。
少しずつでも変わっていけばやがて大きな成果になる。
その方法を見つけたんだ。
まずは5年後、次に10年後。
乞うご期待。

 そう書かれた置き手紙を残して、行方をくらませましたよ。
まあウチとしては、家賃をきっちり払ってくれたし、連絡も欠かさないしでありがたい方でしたね。
交友や職業に関してはプライバシーなのでなんとも。
来客を見たことはない、くらいは言えます。
ああいや、あなたが唯一いましたね。
ところで、こうして調べ回っているということは。
手紙に書かれた内容のトラブルか、その裏か、
どちらにしても何かしら影響しているようですね。
まだ生きてらっしゃいますか?
いえなに、変な曰く付き物件に逆戻りはしたくないなってだけですが。
そうですか、わかりました。
私はこの後すぐに用事がありますので、
そろそろいいですか。
ええもちろん。お気遣いどうも。
失礼、忘れ物がひとつ。これで大丈夫ですね。
それでは、くれぐれもお気をつけて。